女性の憧れでもある美容部員。
イメージは、デパートの綺麗なお姉さん。
・・・ですが実情は、全然キラキラしていない世界ですよね。
- とにかく立ちっぱなしで体力勝負
- 納品検品作業で汗だく
- 上下関係が厳しい
- クレーマーのお客様対応
等々
私は結婚前、大手国内メーカーで約4年美容部員として都内の百貨店に勤務していました。
そこで悩んだあげく転職という道を選びました。
でも今考えれば転職しないという道もあったし、転職先ももっと考えたらよかったなぁとたまに思うことがあります。
美容部員からの転職、キャリアアップを自分の体験や同期の実例なども含めてまとめてみます。
美容部員を辞めたいと思った理由
あなたはどんな理由で「美容部員辞めたい」と思っていますか?
色々な理由があると思うのですが・・・・
「頑張れば改善できること」
「どうしようもないこと」
があると思います(今となってはですが)。
ぜひ少し冷静になって考えてみてほしいです。
頑張れば改善できること(まずは辞めないという道)
①人間関係が辛い
店長が怖い、先輩が厳しい等々は美容部員あるあるだと思います。
ただ人の異動が激しいのも美容部員の特徴。
少し耐えて待てば、人が変わって改善されることも多いです。
また、どうしても「こいつやばい!(いじめとか嫌がらせとか)」レベルの人がいる場合は、スーパーバイザー(エリアマネージャー)や営業さんに相談するというのも手です。
私が以前勤めていた化粧品会社では、昔は社歴が長く女王様みたいな店長がたまにいました。
ですが、ある時から密告が増え、やばいレベルの人が飛ばされたり減給、降格させられたりすることが増えました。
もしくは自分自身を異動させてもらえるケースもあります。
会社は結構ちゃんと見ているので相談してみるのは一つの手です。
ただ田舎の店舗の場合、人の入れ替えがほぼない場合もあります。
そんな時は転職を検討されてもいいでしょう。
②ノルマが厳しい
ノルマがないメーカーも中にはありますが、売上目標という名のノルマがあるところがほとんどだと思います。
元美容部員だからこそ言えるのですが・・・
もちろん販売テクニックやトーク術は大事です。
でも正直水商売でもあるので、「運」も大きいと私は思っています。
そこで一番良いのは「気にしないメンタル」を持つ・考えを変えることです。
はっきり言って、あなたがノルマ達成できなくても誰も死にません。
お店全体が達成していればそれはそれでいいし(先輩後輩に売上を譲ったと考えて)新商品がイマイチとか社会情勢だって大きく影響するんです。
どうしようもない時だって実は多かったな〜と今になって私も思います。
もちろん頑張る努力はした方がいいですけどね・・・。
でも「売れる人」が全てではないです。
「いつも笑顔で商品一つでも感じよく接客してくれる人」こういう人の方が私は大事だなぁと思います。
あなたがもし「接客が好き」「メイクが好き」「お客様とお話しするのが好き」であれば何も売上だけではなく他の道で得意を活かすというのもアリだと思います。
それは自分の考え方次第ですよね(^^)
どうしようもないこと・変えられないこと(転職を検討すべき)
①体力的に限界を感じている
美容部員は想像以上にハードな世界ですよね。
早番だとお客様が途切れないと帰れなくて結局10時間くらい立ちっぱで働いてた・・・そんな時もあります。
またお店の人数が決まっているので特に小さな店舗は体調不良で休みずらかったりします。
私も高熱でも這いつくばって出勤していた時がありました。
内勤OLも経験しているのですが、サービス業は全体的に休みにくい世界ですよね。
これは「健康管理」「自己管理」と言われてしまう部分もありますが、体力に自信がない人は別の働き方を検討しても良いと思います。
②給与や待遇に不満がある
美容部員と一口に言っても給与や待遇は、結構ばらつきがあると思います。
と言っても月収はどこも平均20万円(残業代除き)くらいでしょうか。
ただ大手メーカーの正社員だとボーナスがあったり育児手当なんかがあるところもあるようです。
>参考「容部員のお給料はどのぐらい貰える?お給料が高いコスメブランドは?美容部員のお給料事情をまとめました|美容部員・BA・コスメ・化粧品業界の求人・転職・派遣|アットコスメキャリア」
https://career.cosme.net/Curations/detail/55
インセンティブ(売上に応じてもらえるボーナス)があるところも多いですが、正直お小遣いレベルでした。
一応毎年5000円くらい月収はアップしていましたが(^◇^;)
↑何この格差(笑)元大手外資系メーカーの夫の話ですが…
待遇に関してはどうしようもできません。
不満が大きいのであれば転職を検討しても良いでしょう。
③子育てとの両立が厳しい
これはメーカーによりますが「時短勤務」というのは名ばかりのメーカーがまだまだ多いように感じます。
美容部員はやはり土日が勝負。
毎週土日はお休みというのは、正直厳しいです。
そして子育てに理解がまだない若い子が多いから最終的に煙たがられてしまうケースも多い。
周りに助けてくれる人(おばあちゃんなど)がいればいいですが、それでも夜帰りが遅くなってしまったりなかなか厳しいと思います。
子育てと仕事の両立を優先したい! そんな人は、職場環境を思い切って変えたほうが良いでしょう。
同期のキャリアから見る美容部員のその後
では、
- 社内に残った場合
- 転職した場合
キャリアにどんな違いがあるか実例を挙げてみます。
①転職しないで社内に残った場合
私は美容部員だった当時、本社勤務が希望だったのですが10年くらい頑張って先があるかないかだったので諦めてしまいました。
でも同期でちゃんと実現している子もいてすごいなって思います。
①社内のアーティストになるという夢を叶えた同期Aちゃん
メーカーによりますが、イベントなどで活躍するメイクアップアーティストという道があるところも多いと思います。
確かに厳しい道のりではありますが、会社はきちんと努力を評価してくれます。
私の同期入社のAちゃんは、店舗勤務を続けながらイベントスタッフとしても頑張り、入社10年目で念願のアーティストになることができました。
②本社勤務になって社内キャリアアップした、同期Bちゃん
本社勤務でも色々な職種がありますが、店舗勤務からは「エリアマネージャー」「教育」という道が主にあります。
これはまさに社内キャリアアップで、
美容部員→副店長→店長→本社
というステップを踏まないと難しいです。
でも同期のBちゃんは入社10年目で東京の本社に栄転しました。
今は色々な店舗を束ねて毎日駆け回っていたり研修で指導したりしているようです。
転職(別の道)を選んだ場合
①別のメーカーの美容部員になる(同期多数)
これは実はとても多い転職事例です。
同期でも先輩、後輩でも何人も見てきました。
共通しているのは「化粧品が好き」「接客が好き」ということ。
でも今のメーカーは商品が本当はあまり好きじゃないとか、もっと待遇の良いメーカに移りたい、化粧品の仕事を続けたい!という方にはうってつけです。
キャリアもすでにあるので転職もしやすいですし、経験を買われて最初から店長候補として引き抜かれるケースもあります。
あとはもう少し気楽に続けるならドラックストアのコスメ担当というのもいいですよね。
知人にもいますが、デパートより気楽でいいよ〜と言っていました。
②別の接客業(ノルマなし)に転職した同期(これも多数)
化粧品の仕事はもう嫌、ノルマ・販売とかは嫌
これで辞めていく人も多いです。
でもカウンセリングをしたり接客自体は好き。
そんな人にはこんな職種が例えばあります。
- 歯科医院の受付・事務
- 美容クリニックの受付・事務
- コスメコンシェルジュ(総合カウンター)
- キャリアカウンセラー
- 結婚式場のプランナー
- 葬儀場のプランナー
など
後半はお金(売上)が絡んでくることも多いので「ノルマ」が嫌であれば「受付」「カウンセリングのみ」といった職種の方がいいかもしれません。
私の同期は「歯科医院の受付」に転職した人がなぜか多かったです。
クリニック系はお休みも固定されるし、ノルマもないし結構いいかもしれませんね!
③全く別の職種(内勤や営業)に転職した私
これは自分がそうでした。
私が選んだのは、人材関係の営業職でした。
これは転職後色々あったのですが・・・
- 念願の土日休み
- 憧れのThe会社員
- 給与大幅アップ
につながりました。
そして転職活動中は、結構最終面接まで進めたり、他でも内定をもらうことができました。
私は高卒ですが、美容部員のキャリアだけでもちゃんと評価してもらえましたよ。
なので、異業種・異職種への転職もできます。
↓私の詳しいキャリア迷子歴はプロフィールにも書いています(^^)
運営者プロフィール
④エステ開業した先輩C子さん
これは私の先輩のケースです。
C子さんは10年以上勤められ、店長職もベテラン、2人の出産、育休も取得していました。
ですが、子育てとの両立に限界を感じたようでした。
退職して開業準備を進めながら、知人のエステで施術などを学んだそうです。
今では自宅サロンとして自宅に1室部屋を設けて、人気隠れ家サロンになっています。
「起業」「開業」なので少しハードルは高めですが、美容や接客が大好きな先輩には天職だと感じました。
美容部員辞める?悩んでいる人はまずどんな求人があるか見てみよう
「美容部員辞めたいなぁ」と何となく思っている方は、まずはどんな求人があるのかだけでも見てみると良いと思います。
まずは転職サイトに登録してみるのがハードルが低いです。
リクナビネクストは
- 転職決定数No.1
- 常時約9,000件の求人数
といった転職を考えたら最初に登録すべきサイトです。
↓リクナビ登録の仕方を同じく転職歴のある夫がまとめてくれました〜!
まずは求人を見てみて、転職しないという選択肢も含めて考えてみると良いと思います。
あなたにぴったりなキャリアが見つかりますように(^^)
コメント