子供が寝た後のおやつタイムが楽しみ、いずみん家・夫のゆう(@nonbiri_yuu)です。
最近は男性の育休も推奨されつつあるけどまだまだ本当に取得している人は少ないと思います。
実際に育休を約1カ月取ってみた僕の体験から、育休取得を検討されている男性会社員の方向けにまとめています。
主に会社とのやり取りを中心に書いています。
家庭内の話については是非こちらをご覧ください。
まず、子供が生まれる予定で、育休取得を検討されている方、奥様から希望されているけど企業戦士として取っていいのか心配な方、是非取ってください!
僕の場合は約1カ月でしたが、その期間にサラリーマンとして失ったもの(ほぼありませんが)より、家族・夫として得られたものの方が比較にならないくらい大きいです。
勤務先によって対応は違うと思いますが、参考になればと思い、実際の体験をお話しします。
男性でも育休って取れるの?
「育休は子供を産んだ女性が取るもの」「制度は知ってるけど取ってる人を見たことない」という人は多いと思います。
実際、僕も自分の会社、知り合い含め、男性で取っている人はいませんでしたが、取りました!
前提として、男性の育休は法律で認められた制度です。
なので、自分の会社にはそんな制度が無い、聞いたことがないという方でも、安心してください。取得する権利はあります!
とはいえ、会社に相談なしで取得できるものではなく、取得できる条件も多少ありますのでご注意ください。
また、重要なことですが、育休取得中は会社からの給料は出ません。
その代わり、国から育児給付金が支給されます。
取得から6カ月は給料の67%が貰えます。それ以降は50%です。
手続きは会社がしてくれますが、振り込みには3カ月程度時間がかかるようです。
なので取得の際は一時的に収入が無くなりますので生活費は前もって確保しておくことをおすすめします。
育休の制度、育児給付金など、わかりやすくまとまっている記事がありましたので、詳しく知りたい方はご覧ください。
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育休の取得方法~会社とのやり取り~
上司に相談するタイミング
育休を考えていることを相談するのは早ければ早いほど良いです。
上司も育休を取得する男性の部下を持つのは初めての場合が多いはずなので、何をしたらよいか分からないと思います。
一緒に準備をするというつもりで、取得を検討しているということだけでも伝えることがおススメです。
タイミングとしては奥様の妊娠の報告と一緒が良いかと思います。
おめでたい話なので、育休を取得することを前向きに捉えてもらいやすくなるはずです。
妊娠16週になると安定期に入り、流産の可能性も低くなるため、奥様と相談し、報告のタイミングを決めましょう。
人によっては体調がすごく悪くなることもあるので、例えば奥様が動けず上の子を幼稚園・保育園に送らなければいけないという場合には妊娠16週より前に報告した方が良いかもしれません。
僕の場合も妻が安定期に入ったタイミングで、妊娠の報告と育休を考えていることを伝えました。
上司にとっても僕が育休取得の初めての部下だったため、制度を調べながら人事部とのやり取りを一緒にやってもらいました。
同僚に伝えるタイミング
誰かにだけ伝えて風の噂で皆が知るよりは、同じ職場で働く方には、同じタイミングで伝わるように、上司と相談し、報告の場を設けてもらうのが良いでしょう。
育休を取った場合、ほとんどの場合は同じ職場の同僚が自分の仕事をフォローするはずなので、自分の口から直接報告することが望ましいです。
僕の場合は、職場の全員参加する会議の前に少しだけ時間をいただき、全員に報告しました。
タイミングは上司に報告した約1か月後で、育休取得の約4か月前だったので時間的にはかなり余裕がありました。
なので、報告後は僕の働き方への理解もしてもらえたと思います。
- 早く帰ることも当然だと思ってもらえた(そもそも残業は嫌いであまりしませんが)
- 休日の仕事も免除してもらえた(代休は取れますがあまり行きたくはない)
- 飲み会を断りやすくなった(嫌いではないが自分が行きたいときに行きたい)
職場環境によりますが、上に書いたことがありがたいと思う方は是非早めに周りに報告し、自分が働きやすい状況を作りましょう。
育休を取る際、必要なもの~人事とのやり取り~
会社によって必要な書類などは違うかもしれませんが、基本的に人事系の部署とやり取りをして取得に向けて準備するはずです。
今回、僕の場合は人事の担当者にとっても初の男性育休取得社員であり、とても親身になって準備を進めていただきました。
こんなありがたいお言葉も!
人事の担当者が用意してくれたTo Doリストは以下の通りです。
※会社によって違うと思いますが参考までに
- 育児休職申出書・・・休職開始1か月前までに上司へ提出
- 休職前日までの年休申請・・・申請日より出産が前倒しになった際に取得
- 出産連絡・・・上司⇒人事部へ連絡
- 社内情報(家族情報)変更・・・市役所への出生届後に変更
- 添付書類提出・・・生まれた子含む家族情報が記載された住民票
- 出産育児一時金・・・直接支払制度手続き済だったため、不足分を医療機関へ支払い
- 健保 被扶養者申請・・・被扶養者認定申請書、現況届、世帯の住民票提出
- 育児休業給付金申請・・・会社から書類が届き、必要事項記入し返送
育休取得時の周りの反応
これも職場によって全然違うと思います。
僕の場合は皆優しく、応援してもらいました。(裏でどう言われているかは分かりませんが。笑)
特に昔でいう企業戦士、モーレツ社員のような経験をしている人が周りにいる方はどういう反応をされるか心配ですよね。
もしかしたら、サラリーマンとして考え方が甘い!とか時代遅れなことを言う人もいるかもしれません。
そんな人の言うことは無視しましょう。
少なくともこれから結婚や妻の出産を控えている人たちにとっては本当に勇気づけられ、後押しになる行動です。
会社にとってもイメージアップになるので、自信をもって取ってください。
育休を取ってよかった3つのこと
1、家族との時間が増えた
生まれた次男は基本妻がつきっきりなので、4歳の長男と一緒にいる時間が増え、1か月でお父さん大好きっ子になりました。甘えすぎて心配になるくらいです。
妻と話す時間も増えました。元々、平日は起きる時間も寝る時間も妻の方が生活上早く、いつもバタバタしてたのが、久しぶりにゆっくり話すことができ、妻の仕事のことなどを知ることができました。
このブログを始めたきっかけにもなりました。
2、料理ができるようになった
自分にとって一番の驚き!最初はキットから始めて料理本のレシピにもトライ。何を始めるにも遅すぎるってことはないですね。
始める前はどれくらいのレベルかはこちらをご覧ください。
【諦めないで】料理ができない旦那をたった2週間で変えた2つの方法
3、人生をゆっくり考えられる
子育て、家事はありますが、休みは休みなので余裕のある時間は増えます。
このタイミングで自分の価値観などを改めて考えるいい機会になりました。
僕はやはり家族との時間が一番大事ということが分かり、それを確保するために今後努力していこうという想いを持つことができました。
まとめ:育休はいいもの!迷ってたら取ろう!
以上、育休を取得した体験をまとめました。
我が家は、両家の母親が遠方で働いており、長男が幼稚園に通っているという状況で、僕が育休を取らないと家庭が回らないという状況ということもあり、取得を決意しました。
しかし、そんな状況でなくても是非取得をおススメします。
- 法律で権利は保証されており、給付金もある
- 家族との時間、自分の価値観を見つめなおす時間はかけがえのないもの
- これから育休を取る人の見本になる
収入が減ること以外のデメリットはほぼないと思います。
自分の会社で育休を取った男性社員は今までいない?
是非、あなた自身がパイオニアになって変えていきましょう!
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